東アジア諸国を経済的に統合しようという東アジア共同体構想。これはグローバル化する国際経済に対応するための動きと連動しています。
すでに経済統合を現実化した共同体にEUがあります。「ユーロ」による通貨統合こそイギリスをはじめ数カ国が不参加となっていますが、緊密な共同体としての道のりを歩み続けている状況です。
それからASEAN。東アジア共同体構想のきっかけを作ったといえる共同体です。これは東南アジア10ヶ国によって構成される共同体で、経済をはじめ社会や政治、文化など幅広い分野で協力を目指す組織です。日本、中国、韓国などとの連携による東アジア共同体を目指す母体ともいえる存在です。
それからNAFTA。「北米自由貿易協定」とも呼ばれるもので、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国によって構成されている共同体です。人口、経済規模ともにEUに匹敵する存在で、とくにメキシコの目覚しい経済発展が目立っています。
ほかには95年に発足した南アメリカ諸国の間で結ばれる関税同盟「メスルコール」、おなじみ中東の「OPEC」なども共同体として挙げられます。
こういったさまざまな共同体が東アジア共同体のお手本となることでしょう。それだけにこれらの共同体の今後の展開、とくにEUやASEANの今後は注目する必要があるでしょう。